Teck teacher's

企業から教員へ転職(6年目)、目標は「先生が幸せに働けることで、子供達も幸せにする」、3人の子育て中、科学的根拠を教育の現場に、定時退勤と生産性の両立、学校にトヨタ式5S、断捨離好き、武士道、趣味は読書、このブログはメインは教育現場で働く先生向けに心理学や統計を使ったテクニックを紹介します

その悩み、誰のものですか?

今回はアドラー心理学による「課題の分離」について、私の解釈も入れながら解説します。

 

課題の分離とは、あなたの課題と、相手の課題を切り離して考えるということです。

 

例えば、あなたがクラスの気になる子供との関係に悩んでいるとします。そこであなたは当然いろいろな手立てを考えその子供とも良好な関係を築こうと努力されることでしょう。このより良い指導方法を模索することは、あなたの課題です。

しかし、それを受けて相手の子供があなたの思うようになるとは限りませんよね。だって人間ですから。場合によっては、あなたの指導に反感をもつかもしれません。しかし、どう感じ、どうするかは子供自身の課題なのです。

 

あなたはあなたの信じること、やるべきことをやる。それがうまくいかなかったとしてもそれは全てがあなたの責任であると受け取る必要はないのです。これがうまくできない先生ほど深く思い悩んでしまうのではないでしょうか?

 

相手があなた自身が望むようにならなかったとしても、そこには相手の課題もあるわけです、きちんと切り離して考えることが必要です。

 

教育現場において、このような事は日常茶飯事です。あなた自身の指導力の向上という視点で常に切磋琢磨、いろいろな指導をトライアンドエラーで試しながら、高めていくことに集中されると良いのではないかと思います。

 

その結果としてどうするかは相手が決めるのですから!

 

出典

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

価格:1,620円
(2019/6/4 21:44時点)
感想(476件)