Teck teacher's

企業から教員へ転職(6年目)、目標は「先生が幸せに働けることで、子供達も幸せにする」、3人の子育て中、科学的根拠を教育の現場に、定時退勤と生産性の両立、学校にトヨタ式5S、断捨離好き、武士道、趣味は読書、このブログはメインは教育現場で働く先生向けに心理学や統計を使ったテクニックを紹介します

非認知能力を育てる

IQや学力などのことを認知能力と言われますね。

一方で、非認知能力と言われるものがあります。現在この非認知能力が教育で注目されているのです。

非認知能力とは、1つのことに粘り強く取り組む力や、内発的に物事に取り組もうとする力を指します。

 

ノースウエスタン大学のジャクソン教授が行った、2005年から2011年まで、総数464,500人の子供を追跡した研究によると、生徒の標準テストの得点を、毎年確実にあげることのできる教師と、生徒の非認知能力を確実に上げることのできる教師が一定数いることが分かりました。また、これらの教師は必ずしも重ならないと言うこともわかりました。

 

非認知能力を確実にあげることのできる教師の学級では、子供が教室に欠かさずくるようになり難しい作業にも粘り強く取り組み、学校生活の中で数え切れないほど起こる小さな挫折や不満から素早く立ち直れるようになるといいます。

 

分かりやすく言うと

「私、このクラス大好き!みんな私の味方!」と思いながら子供が過ごせると言うことでしょう!

 

ただ、残念なことにやはり学力をつける、つまり認知能力を確実にあげられる教師の方が評価されると言う現実があります。そのため、日認知能力を確実にあげることのできる教師であっても、自らの指導法を改めてしまっているケースもあります。

 

どちらも非常に大切なことなので、甲乙つけがたいものですが、子供たちが安心して学校に来ると言う大前提のもとには、非認知能力こそ高めてあげることが大切なのではないたなしょうか?

 

参考文献

私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む / 原タイトル:HELPING CHILDREN SUCCEED[本/雑誌] / ポール・タフ/著 高山真由美/訳

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