No more 過保護教師
特別支援が注目されている昨今、「子供のために」と思って、学習指導も生活指導も事細かに仕組みを作るなど、日々取り組まれている先生が多いのではないでしょうか。あなたは子供達ができるようになるようになるために、子供達が友達と仲良く生活できるために、今どんなことをしていますか。
それ、ひょっとすると逆効果かもしれません!と言うのが香港大学の研究で分かっているのです。
〝失敗〟について研究しているマヌ・カプール教授は、〝問題の解き方を明確に示された子供に比べ、問題がなかなか解けずに苦労した子供の方が、他のことでも学んだことを使ったり、応用したりすることができる〟というのです。
失敗しながら、悔しい思いをし、それでもまた考えることが成長に大きな効果をもたらすのです。
むしろ意図して失敗させてもいいくらい。
わたしの前任校で学級崩壊してしまったクラスを2クラス続けて立て直した先生がいましたが、時間やルールには厳しいものの、基本は「自分で考えてやれ」でした。
要するに失敗したら失敗から学べばいいのです。それを子供が感じられる、またその時はその時でなんとかなると思える環境を教師は作ってあげたいものですね。
出典
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