Teck teacher's

企業から教員へ転職(6年目)、目標は「先生が幸せに働けることで、子供達も幸せにする」、3人の子育て中、科学的根拠を教育の現場に、定時退勤と生産性の両立、学校にトヨタ式5S、断捨離好き、武士道、趣味は読書、このブログはメインは教育現場で働く先生向けに心理学や統計を使ったテクニックを紹介します

子供に期待することのすすめ!

今日はGW明け、さっそく一時間目から運動会練習ー。。。まずまずのスタート!今日は避難訓練、個人面談もありヘトヘト。。。

 

というわけで、そんな状態ですが、今回は、子供への期待と成績の関係についてお伝えします。

 

ハーバード大学が行った調査で分かったことで、「子供の成績を上げるために、子供に対して期待を抱くことが重要」ということなんです!

 

同大学は、教師が生徒の潜在能力の高さを信じた生徒はどう変わるのかについて調べました。サンフランシスコの幼稚園児から小学5年生までを対象として行った調査なのですが、各クラスから無作為に20%の生徒を選び、君はブルーマー(才能を開花させる人、つまりこれからとても伸びる人だということ)だと告げました。ちなみにこの、ブルーマーだと言われた生徒は実は他の生徒と比べて知能が高いわけではありません。違ったのは“教師が”この生徒はブルーマーだと信じ込んでいたことです!

このブルーマーとつげられた生徒は、実験のテスト結果で会話能力、推理力など他のクラスメートより高くスコアをとりました!驚くことに、その後教える教師が変わったり、2年後に調査したりしても知能を伸ばし続けていたのです!

 

生徒は期待に応えようとする×教師はあの手この手の指導の工夫をするようになる×きょうしら肯定的な声かけやアドバイスをするようになるという正の作用が働くためと分析されました。

 

気になるあの子や、どうしようもないあの子、はたまたどうしようもないあの子たちほど、教師が期待をかけていくことが必要ということなんですね!

 

参考著書

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