Teck teacher's

企業から教員へ転職(6年目)、目標は「先生が幸せに働けることで、子供達も幸せにする」、3人の子育て中、科学的根拠を教育の現場に、定時退勤と生産性の両立、学校にトヨタ式5S、断捨離好き、武士道、趣味は読書、このブログはメインは教育現場で働く先生向けに心理学や統計を使ったテクニックを紹介します

逆境に打ち勝つ力を手に入れる!

今回は教育とマインドセットについて解説します。マインドセットとは考え方のようなもので私たちの思い込みで変えられるものです。

私たちの才能は努力や工夫次第で成長し続け、自分の人生はいくらでも変えていけるという、このような考え方を「しなやかマインドセット」と言います。反対に生まれつきの私たちの才能はきまっていて変化しないという、このような考え方を「硬直マインドセット」と言います。

硬直マインドセットの人に比べ、しなやかマインドセットの人は逆境に強く、人生の満足度も高いことがスタンフォード大学のキャロル博士の研究によってわかっています。

実際の実験では「脳は鍛えれば成長していく」という介入を被験者の中学生にたった50分間行っただけで、被験者の自尊感情やモチベーションも大きく向上しました。

 

・やたらと自己肯定感が低い子

・いつもなんだか無気力な子

・やたらと周囲をけなしたり上に立ちたがる子

教室にいませんか?成果(点数、勝ち負け)にこだわりの強い子や自分はやってもできないという子が硬直マインドセットによく当てはまるように思います。

 

私は保護者会でこの話をしています。「家庭と学校との双方から子供の努力や工夫を褒めていきましょう」と。

前向きに努力し続ける、学ぶことこそに価値がある、自分の人生は自分で作っていける

「しなやかマインドセット

努力よりも才能、学びよりも結果、自分の人生はもうきまっている

「硬直マインドセット

 

あなたはどちらを選びますか?

 

参考著書

マインドセット 「やればできる!」の研究 [ キャロル・S・ドゥエック ]

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